前回までのVIERUNDZWANZIG(=24 - TWENTY FOUR - )
ズワエがルーヴル美術館に向かう途中に出会ったのは、かつて栄華を極めたデパート「サマリテーヌ」であった。「サマリテーヌ」の歴史を紐解き、パリ市内の変遷を知ったズワエは、残りの仕事をSANAAに託す。だが目的地のルーヴルピラミッドの下で待ち構えていたのはまたしてもSANAAだった!驚愕するズワエに、ルーヴルの女は不敵な笑みを浮かべこう言った、「建築なら0€よ。」…
ということでルーヴルの中へ v( ̄∇ ̄)v
入って最初に見つけることになる芸術作品(?)はこれ。
館内でやってはいけないことを注意喚起するサインです。
ただの注意喚起のサインなのにルーヴルらしいユーモアが盛り込まれてますね (´▽`) 笑
画像でお分かりの様にルーヴルの中は
・フラッシュを使用しての写真撮影禁止(フラッシュ使わなければOK)
・芸術作品に触れるの禁止
・大声出すの禁止
その3つの注意が大きく表示されており、その他にも
・携帯は電源切っとけ
・飲食禁止
・走るの禁止
など禁止事項があります。でも単純に普通の「美術館でやっちゃいけないこと」を書いている(むしろ日本のよりちょっと規制が緩いかも)ので、 特に緊張する必要はありません。(*'-'*)
ルーヴル美術館は世界を代表する美術館だけあって、世界中から大勢の人がやってきます。でもルーヴルといえども美術館は美術館なので、地元の子どもたちがこんな感じで遠足に来ている光景も見ることができました。
子どもたちが見ているのは、昔のルーブルの模型。
先生か美術館員の人が熱心に説明してくれている中、興味なさそうな男の子多数 (≧ヘ≦) ムゥ 笑
「ガキんちょ〜、お前ら実は世界でも指折りの規模とクオリティを誇るスゴい美術館で贅沢な遠足をしてるってことわかってるか〜い?」( -д-)ノ
一方、芸術専攻の学生でしょうか?一生懸命、ある作品のデッサンを描いている大学生っぽい集団もいました。
熱心な彼らからは将来の芸術家の匂いを感じた気がします。 (・◇・)ゞ
それではとりあえず有名どころからご紹介。
これがかの「ニケ」
正式名称は「サモトラケのニケ像(英:Winged Victory of Samothrace、仏:Victoire de Samothrace、希:Νίκη της Σαμοθράκης)」。
そしてこれが「ミロのヴィーナス」
英語では "Venus of Milos" 、フランス語では « Vénus de Milo » 、ギリシア語では « Αφροδίτη της Μήλου »
これが「モナ・リザ」
イタリアの美術家レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画。英語は "Mona Lisa"、イタリア語は « La Gioconda » 、フランス語は « La Joconde » 。
どれも有名なので作品の前に人がハンパ無くいます。
でも遠くから見ると、群衆の中に孤高にそびえ立つ作品の高尚さが際立って、逆にいい感じ。
ただ人が多すぎるモナ・リザに至ってはこんな感じ笑
危ないからガラスつけちゃって、人がスゴいから柵をつけちゃって、それでも危ないから柵からもっと人を遠ざけちゃって、もう見せる気あんのかないのかわからん笑
他にもニューヨークの自由の女神像とモデルが一緒の「民衆を導く自由の女神(英:Liberty Leading the People、仏:La Liberté guidant le peuple)」とかは、絵が想像以上にデカかったり
「ハンムラビ法典(英:Code of Hammurabi、仏:Code de Hammurabi)」が想像以上に人気無かったり(歴史の教科書に載ってたのに…(´・ω・`))
フェルメールの有名な絵「レースを編む女(英:The Lacemaker、仏:La Dentellière)」が、他の美術館の展示に持ってかれてて無かったり (TДT)
いろいろな驚きがありました。
まぁ有名どころはサラーっと流しましょ〜 ( ´,_ゝ`)
本物は実際自分の目で見た方が良いですしね。
ここからは単純にズワエの独断と偏見で選んだ素晴らしい作品をお届け。タイトルもズワエがつけてみました。
まずはこちら。題名『んあぁ!?』
すいません。文句なんてありません。邪魔してすみません。(/TДT)/
お次はコレ。『あれっ?もしかして気づいてるのアタシだけ?』
ティンカーベルがかなり上空を飛んでおります。(´∀`*)
お次はこれ。『ファイトォ〜、いっぱーぁつ!』
リポOタンDを手に持っていたら最高でした。
次はコレ。『アナタ…忘れ物し過ぎっ!』
体の大部分をどこかに置き忘れてしまいました。('д` ;)
お次。『えーっと…メガネ、メガネ…』
いや、ソレ以前に探さなきゃいけないものがあるでしょ!? Σ(`□´/)/
次。『えっ!ウソ、おばけ!?ちょ…ちょ、マジそういう系の冗談やめてよぉ〜』
こういう男に限ってお化けは恐い場合が多い。右足のつま先立っちゃってるし (・∀・) 笑
お次です。『沖縄県出身』
ぼくシーサー。(*´∇`*)
Next。『ルーヴルスターパワーァァ、メークアップ!』
セーラームーンの変身台詞が思い浮かんでしまったので、ズワエはこの後自分自身で歳を感じるハメに。(;´Д`)
おちゅぎ。『あぁぁ、マジ、ちょ〜メンドくせぇぇ〜』
そんな日曜の朝。
こんな感じで、芸術をあまり知らない人でも楽しめるルーヴル美術館。
しっかしとりあえず広いです。午前中の2時間ぐらい回ったのですが、ずっと歩いて、しかも結構急いで見たにもかかわらず、全部の展示を見ることはできませんでした。ε=ε=(;´Д`)
しかも足カッチカチ。「さすが、ルーヴル!」といった感じを体力的にも思い知らされました。
次の目的地に行く前に、休憩がてらとりあえず昼食を取ろうということで、ヤマト君が知っているオススメの店へ。
それがこちら、「ブーランジェリー・ジュリアン(Boulangerie Julien)」。
« boulangerie » はフランス語で「パン屋」の意味。ということでココは「ジュリアンのパン屋」という名前のパン屋です。
Boulangerie Julien à Paris
http://www.boulangerie-patisserie-artisanale-paris.com/contact.html
ここは、毎年パリ市で開催される、パリNo.1のバゲットを決める「パリ・バゲットコンクール(La meilleure baguette de Paris)」というコンクールで1995年に優勝、1997年に2位、2002年は6位でしたが、2003年には4位に返り咲いた実力の持ち主。パリ市には1200軒以上のパン屋があるので、これはかなりスゴいことです。ちなみに今年度(2011年)はサクレ・クール寺院の近くにある「オ・ルヴァン・ダンタン(Au Levain d'Antan)」というパン屋が栄冠を手にしました。w(゚o゚)w オオー!
焼きたてのクロワッサンやパンを手に入れようと、毎朝長い行列ができるそうで、このときも昼前でしたが、やはり並んでいました。ちなみに「ジュリアンのパン屋」は何気にチェーン店を持っており、ズワエたちが行ったのは1区にある本店です。月曜から土曜の朝6時半〜夜10時まで開いています。日曜はお休み。
大きな地図で見る
ほかにも4区と6区に支店があるそうで、ズワエは行ったこと無いのですが、支店も、もしかしたら味がちょっとずつ違ったりして面白いのかもしれません。
ショーケースには美味しそ〜な、スイーツ好きのズワエにはたまらないケーキたちがズラーっと並んでいます!あぁ…よだれが… (@ ̄¬ ̄@)ジュルリ♪
やはりドイツのスイーツと比べると、見た目も味もそして値段も(笑)フランスのスイーツの方が勝っています (`・д・´) !ドイツが唯一勝てるのは大きさぐらいか?いや、それでもドイツのスイーツも旨いっちゃ旨いんですよ。ただ多くの日本人女子とスイーツ男子は絶対フランスのスイーツに惚れるなと思います。惚れました。(*´∇`*)
ズワエが買ったのはクロックムッシュとエクレアとコーヒー。
てかコーヒーの小ささに驚きました!Σヾ( ̄0 ̄;ノ 最初『エスプレッソを間違って頼んだか!?』と思って飲んでみましたが、コーヒーでした。(; ̄Д ̄)笑
クロックムッシュはまず使っているパンが旨い!ヤマト君がしきりに「フランスのバゲットは尋常じゃなく旨い!」と言っていましたが、その理由がやっと分かった気がします。中にはホワイトソース?みたいなのが入っていて、上にのっているチーズ、中のハムと絶妙な味のハーモニーを奏でます!
.。゚+.(・∀・)゚+.゚
エクレアはこれまた日本のエクレアとはちょっと違って、中にはチョコクリームが入っていたのですが、これがまた濃厚で濃厚で。チョコクリームというより、もはやチョコと言っても過言ではないかと笑。でもこれがなぜかしつこくなく、エクレアの軽い生地とマッチしており、これまた旨い!(*゚▽゚*)
お腹を美味しいもので満たして、パリの食のレベルの高さを味わった所で、次の目的地へ向かいます。
ということで今回はココまでで。写真見てたらお腹減ってきた。笑
Au revoir! ( -д-)ノ
今日のひとことフランス語 (*^・ェ・)ノ
C'est bon.
セボン
「おいしい」という意味のフランス語。今回みたいにとても美味しいクロックムッシュ(croque-monsieur:コーク・ムシュー)やエクレア(éclair au chocolat:エクレー・オ・ショコラ)を食べたときは「めっちゃおいしい」と表現したいので、« C'est trés bon.(セ・テ・ボーン)» を使いましょう!