ビザ手続きの予約を取ってからおよそ1ヶ月。
やっと本手続きの日がやってきました。
前回、ビザ申請で待たされ、あげくの果てに1ヶ月後に手続きというハメになったのは、どうやらEUでビザの形が変わったせいらしい。
従来は、ビザはパスポートに貼るシールタイプだったり、書類形式による証明書だったりしたが、2011年9月1日より、カード型式の電子滞在許可証(Der elektronischen Aufenthaltstitel: eAT)が導入されたらしく、それによりこういう類いの手続きはかつてより遅くなった模様。
参考文献
・Deutsch-Japanischer-Wirtschaftskreis (DJW): 電子滞在許可証 / Der elektronische Aufenthaltstitel
http://www.djw.de/expertenpool/hinweise-unserer-mitglieder/details/article/der-elektronische-aufenthaltstitel.html
ここで「じゃあ係員増やせよ!」と考えちゃうのが、つくづくズワエは日本人(?)だな~と思ってしまいます。
何はともあれ、またやってきましたKVR。
持ってくる書類は、前回用意してきた書類一式と、前回新たにもらった2枚ほどの紙。
そのうち1枚には、待合所の場所が書かれています。
前回と階は同じですが、場所は „Servicepoint S-Z“ です。
しかしなぜパネルごと取り替えないのか…笑
ここまで来ると、物を大切にする精神もただの貧乏臭い行為にしか見えなくなります。
この前とはうってかわって、並んでる人も少ないです。
これなら1時間も並ばなくて済みそう。
予想どおり20分ぐらいで順番が来ました。
「ビザの手続きしにきました」という旨を伝えたら、受付の人が番号札をくれました。
どうやら番号が呼ばれたら、個室に通されて手続きが進む模様。
右が部屋番号、左が整理券番号です。
ズワエは017番なのでしばしの待機時間。
しばらくすると呼ばれて個室に通されました。
中にはおばちゃんがいて、手続きをチャチャっと済ませると、ズワエに1枚の紙を。
「この番号のところに行って、50ユーロ払ってきて」
とのこと。
基本、手続きを行うところとは別にお金を払うところがあるのがドイツ流。
この „Kasse(カッセ)“ と書かれているのが、お金を払うとこ。
お金を払うところが、1073だったんですね。
お金を払おうとすると、そこのおばちゃんに
「パスポートもちょうだい」と言われたので、素直にパスポートも渡します。
そして、ここでも待つ。
カッセの横にある電光掲示板を見ながら、再びしばしの現場待機。
どうやらパスポートを返してもらえるのは、カッセの左隣の窓口の模様。
そして30分ぐらい待ったら、番号が表示されたので、パスポートを取りに。
パスポートを受け取ったら、なんか厚いな~と思ってみて見ると、
おぉ!ビザ!!
というかビザはカード式のものになったのでは!?と思っていましたが、どうやら滞在期間が90日以上180日以内の人は従来と変わらず、こんな形で発行されるらしい。
ドイツのビザです。
こうして不法滞在(笑)をギリギリのところで回避し、無事ビザを手に入れました。
とりあえずわかったのは、「あらゆる場面で待たされる」ということです。
PSPとかiPadとか暇つぶしの道具を持っていった方が良いでしょう。
今日のひとことドイチュ語 ヾ(´ω`=´ω`)ノ
Antrag auf Erteilung bzw. Verlangerung eines Aufenthaltstitels
アントラーク・アオフ・エアタイルン・ベツィーアウンクスヴァイゼ・フェアレンゲルング・アイネス・アオフェンハルツティーテルス
長っ!
これは「滞在資格申請及び滞在延長申請書(Application for issue or prolongation of residence permit)」という意味で、ビザ申請の際、記入する用紙の上に書かれています。ちなみに „bzw“ というのは、„beziehungsweise“ の略で、「もしくは」という意味です。英語では "or" のわずか2文字で済むのに、なぜこうもドイツ語は単語を長くしたがるのか…笑